リカバリーや初期化できない?

パソコンの調子が悪いという理由で、パソコンの初期化、リカバリーを試してみたが、うまくできない、あるいは最後まで進まないということがあります

リカバリーはパソコンの説明書・マニュアルに従い行うということが大切です。そしてそれでもリカバリーができないなら、ハードディスクやメモリーなどの故障の可能性が高くなります。

リカバリーは、パソコン購入時の状態に戻すことになるので、原則としてリカバリーの際はあとからパソコンにした周辺機器、拡張ボードなどは外してから行うというのが基本となっています。

原因と対処法

リカバリーの方法は、パソコンのメーカーや機種によって異なります。リカバリーディスクを使用する場合もあれば、リカバリーディスクではなくハードディスクのリカバリー領域から行う場合もあります。パソコンの説明書通りに行うことが大切です。

リカバリーの際に増設されたメモリーやボードを外すことや、BIOSの初期化を指示しているメーカーもあります。説明書・マニュアルが見当たらないという場合は、メーカーサイトで大抵ダウンロードできます。

一般的に増設したメモリーは外さなくても、リカバリーできるようになっています。

リカバリーというのは、CDやDVDなどの光学メディア、USB、あるいはハードディスクの隠し領域にあるOSを、ストレージに書き込む作業です。

そのため、ハードディスクに問題があるとリカバリーができない、進まないということがあります。

リカバリーができない、進まないというトラブルは全体の8割が、ハードディスク不良に起因しているといってもいいでしょう。

ハーデディスク検査・診断を行い、問題がないかどうか調べる必要があります。

メモリー不良は、パソコン動作に様々な影響を与えます。

リカバリー時にもメモリーは使われています

そのため、メモリーにエラーがあるとリカバリー中にエラーメッセージが表示されたり、リカバリーが中断することがあります。

メモリーにエラーがないかどうか調べる必要があります。

まれにではありますが、メーカー側の不具合でリカバリーができないということがあります。DtoDリカバリーで起きやすいようです。

メーカー側で不具合を確認している場合、アップデートが公開されていることがあります。もしリカバリーがうまくいかないようなら、メーカーサイトでリカバリーに関するアップデートが公開されていないかどうか確認します。

その他

他に光学ドライブの不良でリカバリーディスクを読み取れない、リカバリーディスクの傷や汚れで読み取れないなども考えられます。また、最近では、Windowsの更新プログラムが影響することもあるようです。

過去に発生した不具合
2020年2月12日の、セキュリティ更新プログラム「KB4524244」にて、一部の環境で更新プログラムのインストール後に「この PC を初期状態に戻す」機能が正常に動作しないことが確認されたと発表し、「KB4524244」の提供を停止しました。また修正版が完成したら提供開始するとも報告しています。 もし、この問題の更新プログラムがインストールされていて、初期化が失敗するようなら、KB4524244 が原因の可能性もあるので、アンインストールして正常に初期化できるか試してください。

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