パソコンサポート詐欺にご注意!!
最近ウイルスに感染したとかや個人情報が危険などと不安にさせて、電話を掛けさせて騙す、悪質な「サポート詐欺」が急増しています。
パソコンでウェブサイトを閲覧していると突然警告ウインドウが表示され、ガイド音声や警告音が鳴り出し消すことができない、ということが発生することがあります。
これはウェブサイトに仕掛けられたプログラムが動作して表示されるものですが、マイクロソフトのロゴを使いマイクロソフトのサポートを装っているため、信じて誘導されてしまいお金を騙し取られる事例が発生しています。
びっくりさせて電話を掛けさせる手口。電話番号はIP電話 050~これは本人確認がいらない電話。
- 「トロイの木馬に感染しました」
- 「個人情報が流出しました」
- 「ウイルスに感染しています」
- 「今すぐサポートに電話してください」などと嘘の警告文が出る。
遭遇したら~
① 慌てない
詐欺広告や詐欺サイトは、音が出たり大きくポップアップするなど、不安を煽るように作られています。まずは落ち着いて対応しましょう。むやみに詐欺画面の×をクリックしないでください。
② 電話を掛けない
「サポートセンターはこちら」「個人情報が流出しました」など、恐怖を駆り立てる文面とともに電話番号が表示され、電話を掛けるよう誘導してきます。電話先は詐欺業者であり、巧みに情報を収集したり、支払いを強制してきます。絶対に表示された番号に電話を掛けないでください。
③ ページが消せなくなったら
サイトや広告によっては、ブラウザに負荷をかけて×閉じることができない場合や、戻るボタンが使えない場合があります。慌てずに「Ctrl + Alt + Delete」を同時に押して「タスクマネージャー」をクリック、今使っているブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど)を選択し、タスクを終了をクリック。開いているブラウザのアプリを右クリックして終了しましょう。
④ サポート詐欺の仕組み
1.警告画面の表示
正規サイトを装った悪質なリンクや、ブロック機能をすり抜ける詐欺広告を通して警告画面を表示します。
戻るボタンが使用できないようにブラウザに負荷をかけたり、ポップアップが出現する場合もあります。
2.電話番号を表示
パソコンを保護・修復するためと称して電話番号を表示し、電話を掛けさせます。マイクロソフトやMicrosoft Defenderと表示されていることもありますが、公式の電話番号ではありません。
3.偽のサポートセンターが対応
電話を掛けてしまうと、サポートセンターを騙る詐欺業者が、診断を行うという名目でリモート操作ソフトウェアを入れさせるなどして勝手に操作を行います。コマンドを入力するなど怪しい動作のあとで、「ウイルスに感染している」と偽の診断を行うなど不安を煽ります。
4.金銭の要求
コンビニで販売しているプリペイドカードや、クレジットカードの番号を要求します。
補足:
- マイクロソフトのエラーメッセージと警告メッセージに、電話番号が記載されることはありません。
- マイクロソフトのサポートは、ビットコインやギフト カードの形式でサポート料金を請求することはありません。
- マイクロソフトは個人情報や財務情報をお尋ねする、またはコンピューターを修理するためのテクニカル サポートを提供するという名目で、メール メッセージを一方的に送信、または電話をすることはありません。マイクロソフトとのすべての通信はユーザーから発信される必要があります。
- マイクロソフト サポート オペレーターが社員証を提示することはありません。
最後に、念のためMicrosoft Defenderを起動してスキャンしておくと安心です。